設定資料

組織の内容

「昔から、情報を多く、素早く手にした者が勝利を得ていた。
それはいつの時代でも同じこと、情報収集手段が確立してこそ勝利への道が開かれる。
戦争終結から10年、日本の情報収集能力は衰えた。敗戦による影響もあるだろう。
だが、時代は冷戦である。アメリカの保護下にあり、東西対立が緩和しつつあるとはいえ、
刻一刻と変わっていく世界情勢を全く把握しないのは、東アジアの主要国家としては、いかがなものかと考える。
そこで、我々は、持てる人材・資金を利用し諜報機関設立を開始する。
この新組織の活動は国内外において民主主義社会の危機となりうる組織・人物に対する情報収集を行い、
収集した情報を米国と共有することを目的としている。 この活動は、防衛庁・警察庁・その他省庁のどれにも当てはまるものではない。
そのため、新組織は各省庁のいずれにも所属せず、別の独立した機関として組織する。
この新組織は、決して秘密警察などのような目的は持っておらず、
あくまで“日本国に対し危機をとなりうる組織・人物に対する情報収集ならびに破壊工作”であり、
日本国国民の人権を侵害しうる行為は一切しないものと取り決める。
万が一、日本国国民の人権を侵害しうる行為があった場合は、
即刻、組織の規則に基づいた罰則が対象となる組員に与えられる。」


  創設者代表、草薙寿一元陸軍中佐


戦後、日本は米国により、再び戦争を行えないように「軍隊を持たない国家」として作り変えられた。
だが、日本の動きとは裏腹に世界は再び、争いの時代を迎える。
東西冷戦の時代である。
資本主義国家と共産主義国家の間では水面下の戦い、諜報合戦が行われていた。
混沌とする世界の中で、日本も世界の動きに乗ろうと非公式に諜報機関を設立する。
元陸軍士官、草薙寿一を中心に国際諜報部を創設、激変する時代の中で、情報収集を行い、日本政府、米国に少なからず貢献してきた。


そして、現在・・・
諜報機関は六本木に施設を持つ。
新設される高層ビルが多く存在し、その中の一つを買収。
5階立て、地下3階のビルを手に入れた。

人材は、各省庁や民間企業から選抜され、3〜8ヶ月の基礎訓練の後、各部門の専門訓練を受け、正式の組員となる。
選抜される人物は、それなりに能力があり、引き抜かれても各省庁・民間企業の運営に影響が出ない者が選ばれる。
他にも、ハッカーやピッキング犯など特殊技術を持つ一般市民も採用される場合がある。
機関に所属するのは本人の希望によるが、一度、選ばれた場合、数年の間、機密保持のために監視(外部での行動時など)が付く。
また、作戦行動課の戦闘要員には自衛隊員が掛け持ち組員として割り振られる場合もある。



組織

  作戦部

   作戦行動課
    8つの班が存在し、偵察、施設制圧などの任務を行う

   情報調査課
    1課…国外での情報収集および情報分析
    2課…国内での情報収集および情報分析
    3課…1、2課の補充要員の育成、作戦時のバックアップ

   特別任務課
    情報調査班…国内外の情報分析、状勢予測を行う。情報調査課よりも権限が強い。班長を含め5名が所属。
    特殊行動班…14名が所属、作戦行動課よりも特殊な訓練を受けている。



  警務部

   警務調査課
    1課…組織内の取り締まり、情報調査
    2課…組織内の取り締まり、情報調査、その他庶務



  総務部

   会計課
    予算運用
   交渉課
    国内外各重要機関を周り、諸事件の後処理、隠蔽工作の依頼



  人事部

   人事勧誘課
    国内の各機関の職員・民間人より、優秀な人材を勧誘(公に人事は募集しない)
   人事監査課
    組織内の監視、数ヶ月に一回職員資料の更新



人物名

  深狭 徹(ふかさ とおる)
   27歳、二尉相当
   陸自の中央即応隊から引き抜き。
   作戦行動課第3班メンバーだったが、任務中、上司の裏切りが起きる。
   裏切りの手引きをしたのではないかと疑いがかかり、ほとぼりが冷めるまで警務部に配属される。


  河原 秀司(かわはら ひでじ)
   32歳、三佐相当
   警視庁公安部から引き抜き。
   警務調査第二課課長。
   かつては、作戦部特別任務課情報調査班メンバー。
   国内の諜報活動を行っていた際に多くの議員や企業の不正行為情報を手に入れたため、権限の強くない課へ左遷される。


  加賀宮 優子(かがみや ゆうこ)
   25歳、三尉相当
   参議院事務局から引き抜き。
   警務調査第二課調査班隊員。
   仕事は、会計課に提出する経費明細を作成したり、一課の資料整理を行ったり、調査に関係にない雑務をこなしている。


  大田 孝蔵(おおた こうぞう)
   52歳、将補相当
   内閣情報室長より引き抜き。
   作戦部部長。
   深狭に一目置いており、西村離反の件も深狭擁護に尽力している。


  西村 淳男(にしむら あきお)
   29歳
   海自の特別警備隊から引き抜き。
   作戦行動課第3班班長。
   深狭たち、隊員を率いて機密書類奪取の任務に向かう。
   しかし、その最中に突如、裏切り、深狭たちに攻撃を始める。
   その目的は不明。
    





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