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ワームホール あらゆる空間に存在するトンネルのようなもの。 時間・距離などの概念がなく、入り口と出口を確保すれば、瞬時に移動が可能である。 現在の技術では、入り口と出口にワームホールを開けるための装置を設置しておくことで、移動することができる。 宇宙の質量は、人類の知る物質を用いた計算では、計ることができない。 だが、仮に他の物質があったとしても計れないのではないかと、考える者たちがいた。 彼らは、その計れない質量は別の空間が通っているのではないかと、考えた。 それが、ワームホールの存在だと唱えた。 事実、宇宙空間には無数のワームホールが通っており、宇宙の質量がおかしい理由が証明された。 バイオスフィア5 ワームホール開放実験の際に繋がった空間に存在した惑星(BS5と略される)。 地球に似た大気であるが、全土が荒野に覆われている。 地下には、地球上に存在する化石燃料の代替燃料となる物質が大量に埋まっている。 バイオスフィア5の資源 バイオスフィアに存在した資源は石油などの代替となるものと、金属として利用可能な鉱物があった。 石油の代替燃料として、”Infinity Oil”(IO)と名づけられた化石燃料は油田からほぼ無尽蔵に採取することができた。 地層調査の結果、バイオスフィア5の地層深くに固形状態のIOがあり、それが、マグマによって溶かされ地層の隙間を通り、洞窟などの地層内の空洞部分に貯まっていくと考えられている。 また、新たに発見された鉱物は”Second Iron”(Sアイアン)と名づけられた。 鉄よりも加工しやすく、頑丈である。 単体で使われることもあるが、合金としての効力も高く、多くの分野で利用されている。 バイオスフィア 地球の意味であり、2以降は地球と同じ環境を人工的に造った空間のこと。 バイオスフィア2は実験的に地球上に造られたが失敗に終わった。 バイオスフィア3は月面開発が進む中で整えられ、研究者や技術者だけでなく、一般市民も生活できるほどの環境となっている。 バイオスフィア4はラグランジュポイント(引力に影響されない宇宙空間)において建造された政府専用の宇宙ステーションのこと。宇宙空間での兵器生産・実験やその他研究に利用されている。 地球共同連合 第三次世界大戦(グローバルガバナンスを提唱する国々とそれらに反発する国々との戦争)終結後、誕生した新国家。 各地域において、国家共同体が形成され最高評議会によってそれらの共同体がさらに管理されている。 軍隊においては、徴兵制は実施されておらず、志願制で軍人を集めている。 軍隊経験が5年以上の者は政府からの援助があるため、望んで志願する者もいる。 また、宇宙進出を目指した政府の政策により、入隊を勧めるプロパガンダが多数行われている。 過去の戦争の敗戦国においては、連合からの脱退を狙っている国も多く、いつ内戦が起きてもおかしくない状況である。 しかし、政府はそれらも軍事的圧力によって抑制している。 地球外知的生命体 バイオスフィア5において遭遇した生命体のことである。 エイリアンと呼ばれることが多い。 現在、確認されているエイリアンは三種類存在している。 言語も存在しているらしく、会話して、コミュニケーションをとっている様子も確認されている。 また、武装についても、人類と同じ程度の銃器を扱っている。 航空兵器は所有していないが、4〜6脚の大型無人ロボットを戦線に投入している。 また、IOやSアイアンが採掘される箇所に拠点を置くことが多い。 - リザードマン 二速歩行をするトカゲ型エイリアン。 マシンガンなどの銃器も扱う。 - ビッグフット ゴリラのようなエイリアン。 基本的に格闘を行う。 肩に小型のグレネードランチャーを装備している。 - アイスタンド 三本足をした、大きな目を持つエイリアン。 他のエイリアンと交信するすべを持っており、見た情報を仲間に伝えている。 偵察を主に行っている。 近くにいても攻撃してくることはない。 バイオスフィア5駐留軍 バイオスフィア5防衛のために創設された軍。 地球軍の傘下ではあるが、ほぼ独立した指揮系統で存在している。 駐留軍司令官はバイオスフィア5全土の戦況を把握しておかねばならず、かなりの労力が求められる。 司令部は、駐留軍司令官を初め各種参謀長によって構成される。 宇宙機動艦隊 バイオスフィア5防衛のために召集された宇宙艦隊の名称。 地球周辺防衛のための艦隊から火星調査のための艦隊、月軌道巡回艦隊など、総艦数約600隻である。 主に兵員・物資輸送のために活動するが、バイオスフィア5軌道上からの地上への支援攻撃などの任務を行う。 歩兵の装備 現代の軍隊と対して差はない。 小銃や拳銃、その他携行できる生活用品などの類。 小銃もM16の発展型であり、現在の地球政府を指導している旧アメリカ合衆国の人間達の影響を大きく受けている。 パワードスーツも運用されており、パワードスーツを装備した部隊も存在する。 ただ、兵器として利用されるパワードスーツは、装着者の身体機能を増幅させるという本来の要素は同じであるが、肉体への負荷が大きいため、装着者は専用の訓練を受けなければならない。 その他兵器 戦車等は広い荒野の戦場であるため、大いに活躍している。 BS5に適応した戦車を開発された。外観はメルカバ戦車に似ている。 また、人工衛星と宇宙艦隊により、BS5の地上の全域をほぼ監視することができる。 ただ、エイリアンは地下を拠点としているようで、戦闘が発生しないと情報収集できない。 他に野砲の類も導入されており、より精密な援護射撃が可能となっている。 大型爆撃機なども投入され、敵の拠点と思われる箇所は日ごろから空爆している。 また、ジェット推進式のVTOL機が地上での作戦に多く利用されている。 |